第80回「商業施設ガイド 第6回 渋谷その2」
2026年 02月 04日
【道玄坂通】
2023年8月24日開業

※2023年撮影
再開発が活発に行われている渋谷エリアでまた1つ新しい商業施設が誕生した。2023年8月24日に開業した『道玄坂通』だ。道玄坂はあるが道玄坂通りはない。実際には文化村通りと道玄坂小路の2つの通りに面している。この2つの通りに面して4つの出入口を設け、施設内を通り抜ける「通(みち)」をテーマにしたので『道玄坂通』であり、施設によって街が遮断されるのはなく、施設内を通り抜け、角を曲がり、坂や階段を上るたびに、意外な店を発見する楽しみ方を提供するというのがコンセプトだ。
建物は地上28階地下1階建てで、1~2階はショップおよびフード&ドリンク、2~10階はオフィス、11~27階はブティックホテル『ホテルインディゴ東京渋谷』(1階および3階にホテルエントランス)。
住所=東京都渋谷区道玄坂2-1-6/交通手段=JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン渋谷駅ハチ公口から徒歩6分。東京メトロ銀座線、京王井の頭線渋谷駅から徒歩4分。東急東横線、東京田園都市線、東京メトロ半蔵門・副都心線渋谷駅A0またはA0出口より徒歩約2分
Webサイト 道玄坂通 - 道玄坂に通(みち)を拓く。上質な日常と刺激的な非日常が交差する。
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【渋谷アクシュ】
2024年7月8日開業

※2024年撮影
渋谷駅東口から青山方面へと続くエリアは、幹線道路に囲まれているなど理由で、周辺エリアとの円滑な回遊や連携が妨げられてきた。また、オフィス中心のエリアということから、繁華街としての賑わいが生まれる要素が不足しているという課題があった。
そのため、渋谷2丁目の飲食ゾーンと、青山学院大学を中心とする文教ゾーンというつながりを生かした賑わい作りがかねてから模索されてきた。渋谷には「奥渋(奥渋谷の略。渋谷駅西口から代々木公園の西側。渋谷区神山町・富ヶ谷周辺エリア)」や「渋南(その名の通り、渋谷駅の南側エリア)」など渋谷を代表するエリアに続く、青山・渋谷エリアの「青渋」を形成することを目指すという。
その“アイコン”を目標とする地上23階地下3階の大型複合施設『渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)』が2024年7月8日にオープンした。「AXSH」は青山(A)と渋谷(S)をつなぐ(X)こと、「握手」を意味している。5階から3階はオフィスフロア、4階は『総合健診センターヘルチェック』で、1階から3階が飲食店が中心の商業施設となっている。
住所=東京都渋谷区渋谷2-17-1/交通手段=JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線、京王井の頭線渋谷駅(銀座線ヒカリエ改札徒歩1分)
Webサイト 渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)
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【渋谷サクラステージ】
2024年7月25日開業

※2024年撮影
2024年7月25日、渋谷駅の南西側、桜丘口に地上39階と30階の2つの高層ビルで構成される大規模複合施設『渋谷サクラステージ』がオープンした。この地に誕生したことは渋谷において大きな意味を持つという。
1920年(大正9年)に渋谷駅が現在のエリアに誕生して以来、桜丘町は鉄道線路で分断されてきて、桜丘に住む住民にとって、鉄道から直結する改札口の設置は悲願だったという。
その悲願が今回叶った。同施設開業直前の7月21日に、同施設と駅東側を結ぶ新通路『渋谷駅南口北側自由通路』に面した場所にJR渋谷駅の『新南改札』が設置された。また、国道246号の下を潜って同施設地下2階へ入る『西口地下歩道』も開通し、国道246号との分断も大きく解消した。
同施設は地上39階建ての『SHIBUYAタワー』などで構成するSHIBUYAサイドと、30階建ての『SAKURAタワー』などで構成するSAKURAサイドなどの街区を展開し、現在進められている渋谷駅周辺再開発で最大面積となるオフィスや、渋谷では唯一の渋谷駅直結の集合住宅などが入る。
SHIBUYAサイド地下1階から5階までの低層階に飲食店がある。
4階の飲食エリアは「FOODMET」と命名し、3つのゾーンを展開している。そのうち「渋谷by STREET」は、路面店のように6店舗が並び、「一人でも、誰とでも」楽しめるような食堂街を、「SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL」は8店舗で構成し、昼はフードホール、夜は複数の店のフードを合わせて楽しめるレストランをイメージしているという。
住所=東京都渋谷区桜丘町1番1号ほか/交通手段=JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東急東横線・田園都市線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、京王井の頭線渋谷駅
Webサイト 渋谷の大規模複合施設「ShibuyaSakura Stage」
